夜間学級修了 学ぶ喜び実感 在日コリアンやお年寄り40人 八幡西区の「青春学校」

2010年03月20日 11:28


さまざまな事情で満足に義務教育を受けられなかった在日コリアンやお年寄りが読み書きなどを学ぶ自主夜間学級「青春学校」の本年度の修了式が18日夜、八幡西区の穴生市民センターであり、生徒たちは「学ぶ喜び」をかみしめていた。


修了式には約40人が出席し、生徒と担当ボランティアが修了証書を渡し合った。「漢字の意味を知り、自分史を楽しく書けました」「みなさんの根気強さに逆に励まされました」などとエールの交換をし、新年度への英気を養った。


青春学校は、北九州市立大の教授らの呼び掛けで1994年に設立。当初は生徒の大半が在日1世や2世だったが、現在は日本人の高齢者も加わっている。本年度は20―80代の男女約20人が参加し、同大や福岡教育大(宗像市)の学生ボランティアらから毎週木曜日、指導を受けた。


写真キャプション
手づくりの修了証をお互いに渡し合う「青春学校」の人たち

=2010/03/20付 西日本新聞朝刊=

http://qnet.nishinippon.co.jp/travel/busan/news/20100320/20100320_0001.shtml